布団が使えるすのこベッド|敷布団は通気性が悪いのでカビ対策は必須!

すのこベッド

「すのこベッドは敷布団も使えるから便利!」と考えている方は多いと思います。

これまで畳に布団を敷いて寝ていた方であれば、新たにマットレスを購入する必要がないので節約する事が出来ます。

しかし全てのすのこベッドで布団が使える訳ではありません。

また、すのこベッドに布団を敷いた時の寝心地や、カビについても注意が必要です。

そこでこの記事では、布団が使えるすのこベッドの特徴や寝心地、おすすめ商品をご紹介したいと思います。

布団が使えるすのこベッドの特徴

高温多湿の日本では、湿気対策を行わないと寝具が湿気てしまい、すぐにカビが生えてしまいます。

特に敷布団は中綿が詰め込んであるので、マットレスと比べると通気性が悪くなっています。

そのため布団が使えるベッドでは必ず床板がすのこ状になっていますが、全てのすのこベッドで布団を使える訳ではありません。

布団が使えるすのこベッドの特徴としては、

  1. 床板が頑丈
  2. フロアタイプでない

の2つがあります。

1.床板が頑丈

マットレスは荷重が加わった時に、その荷重を分散して床板に伝える事が出来ます。

そのため床板にそれほど強度を持たせていなくても、床板がひび割れを起こすような事はありません。

一方、敷布団はマットレスに比べて薄く作られているので、耐圧分散性に劣ります。

荷重が加わった時に、ダイレクトに床板に荷重を伝えてしまうので、ひび割れを起こしやすくなります。

そのため布団が使えるすのこベッドでは、床板に強度を持たせる事で耐圧分散が出来ない敷布団を使えるようにしています。

2.フロアタイプでない

すのこベッドは床板がすのこになっているベッドの総称なので、フロアタイプや収納タイプなど種類が豊富にあります。

しかし残念ながらフロアタイプのすのこベッドは、床板が頑丈でも布団を使う事が出来ません。

と言うのも、フロアタイプのすのこベッドは床との間に隙間がほとんどなく、尚且つフレーム枠で囲まれているので空気の循環が悪くなっています。

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかきますが、その湿気は敷布団に蓄積されてしまいます。

フロアタイプのすのこベッドで布団を使うと湿気が籠りやすくカビが生えてしまうので、布団を使う事は出来ないのです。

すのこベッドに布団を敷いた寝心地は痛い・・・

このようにすのこベッドの種類によっては布団が使えないケースがあるので、購入時には商品の詳細を確認する事が大切です。

また、意外に見落としがちなこととして寝心地があります。

本来敷布団は畳の上で寝るように作られています。

畳はい草を編み込んでいるので弾力性があり、薄手の敷布団でも快適に睡眠を取る事が出来ます。

しかしすのこベッドでは、弾力性に乏しい板の上に布団を敷く事になります。

そのため底付き感が出やすく、寝心地が硬いので、

  1. 腰痛持ちの方
  2. 体重が重たい方
  3. お年寄り

と言った方は体に痛みを感じる事があります。

1.腰痛持ちの方

腰痛持ちの方が寝具を選ぶ時には、敷布団よりも耐圧分散性に優れているマットレスがおすすめです。

人は寝ている姿勢の時に体重の44%が腰にかかっています。

そのため、荷重を分散できるマットレスでないと腰に負担が集中してしまい腰痛を悪化させる事になります。

女性はポケットコイルマットレスがおすすめ

体重が比較的軽い女性や子供の場合、寝心地が柔らかいポケットコイルマットレスがおすすめです。

コイル一つ一つが袋に入っているので、耐圧分散性に優れていますし、値段も比較的安くなっています。

男性はデュラテクノマットレスがおすすめ

デュラテクノマットレス

一方体重が70㎏を超える男性の場合は、フランスベッド社製のデュラテクノマットレスがおすすめです。

高密度連続スプリングが通常のマットレスの2倍以上の力でサポートしてくれて、高機能マットレスで有名なフランスベッド社製の中でも特に耐圧分散性に優れているのが特徴です。

2.体重が重たい方

体重が重たい方が薄手の敷布団を使うと、底付き感が出てしまい寝心地が悪くなります。

特に腰や背中は体の他の部分よりも余分に沈み込むので、寝起きなどに痛みを感じる事があります。

そのため体重が重たい方は、分厚い敷布団かマットレスを使うようにしましょう。

3.お年寄り

若い方の場合、関節や筋肉に柔軟性があるのですのこベッドに布団を敷いても快適に睡眠を取る事が出来ます。

しかし年を取ると体が硬くなるので、少し寝心地が硬くなるだけでも腰や背中に張りを感じるようになります。

布団の寝心地が好きな高齢者であれば、すのこベッドよりも畳ベッドの方が熟睡出来るかもしれません。

すのこベッドでもカビには注意

本来すのこベッドは湿気やカビに強く作られています。

しかし通気性が悪い布団を使うと、カビが生える事もあります。

そのため、

  1. 万年床にしない
  2. 天日干しをする
  3. シーツ・カバー類は小まめに洗濯する
  4. 布団乾燥機を使う

と言ったカビ対策をするようにしましょう。

1.万年床にしない

ベッドなので寝具を敷きっぱなしにしたいところですが、敷布団の場合は万年床にするとカビが生えます。

毎日片づける必要はないですが、2~3日に1回は布団をどけてベッドの湿気を取り除くようにしましょう。

2.天日干しをする

敷布団は寝ている間の汗を吸収して湿った状態になりやすいので、天気が良い日は天日干しをするようにして下さい。

但し冬場など布団を干しっぱなしにすると、かえって湿気が溜まりやすくなります。

夏場であれば半日程度、冬場でも午後3時ごろには布団を取り込むようにしましょう。

3.シーツ・カバー類は小まめに洗濯する

カビは人間の皮脂やフケなどを餌にして繁殖します。

そのためシーツやカバー類は必ず付けるようにして、小まめに洗濯をするようにして下さい。

シーツは1週間に1回程度、枕カバーは出来れば毎日でも洗濯した方がカビ対策には有効です。

4.布団乾燥機を使う

梅雨時や冬場などは布団を干しても、なかなか中まで乾燥しません。

そういった場合におすすめなのが、布団乾燥機を使う事です。

熱風が中綿までしっかり乾燥させてくれますし、寒い冬場でもポカポカと暖かい寝心地にする事が出来ます。

温度を60度以上に設定すれば、ダニを死滅させる事も出来るので、布団を使うのであれば1台準備しておくと便利ですよ。

敷布団が使える人気すのこベッド

ここからは敷布団が使えるすのこベッドの中でも、特に人気が高い商品をピックアップしてご紹介したいと思います。

カントリー調 天然木 すのこベッド 大容量ベッド下収納 『Ecru』 エクル

カントリー調 天然木 すのこベッド 大容量ベッド下収納 『Ecru』 エクル

『Ecru』 エクルは、天然木のパイン材を使用しているカントリー調すのこベッドです。

すのこが開閉式になっていて、ベッド下には大容量の荷物を収納する事が出来ます。

高さも2段階で調整可能で、棚とコンセントが付いているので利便性にも優れています。

板壁風デザインを取り入れたインテリア性が高いベッドで、女性からの指示が特に高いすのこベッドとなっています。

ナチュラル 総桐すのこベッド Kirimuku キリムク

ナチュラル 総桐すのこベッド Kirimuku キリムク

Kirimuku キリムクは、天然木の桐を使用したすのこベッドです。

桐は吸放湿性に優れているので、寝汗を気にせず快適に睡眠を取る事が出来ます。

ベッドフレームだけのシンプルな作りなので、どんなインテリアとも相性が良く飽きが来ないデザインです。

厚み60㎜の分厚いすのこに、桟がしっかりと入っているので、布団を使ってもきしみを気にする心配がありません。

棚・コンセントつき頑丈すのこベッド【SFORZA】スフォルツァ

棚・コンセントつき頑丈すのこベッド【SFORZA】スフォルツァ

【SFORZA】スフォルツァは、耐荷重が600㎏もある頑丈なすのこベッドです。

分厚いすのこに通常の2倍の太さの桟を組み合わせる事で、成人男性が8人乗れる程丈夫に作られています。

フレームの接続には簡単組み立て金具が採用されているので、商品が到着したらすぐに寝る事が出来るのも魅力です。

木材の角は丸みを持たせてあるので、小さな子供がいるご家庭でも安全にご使用する事が出来ますよ。

国産頑丈すのこ跳ね上げ式大容量収納ベッド Long force ロングフォルス

国産頑丈すのこ跳ね上げ式大容量収納ベッド Long force ロングフォルス

Long force ロングフォルスは、布団が使える跳ね上げ式すのこベッドです。

ベッド下には最大800リットルの荷物を収納出来る跳ね上げ式ベッドで、女性でも開閉が楽に出来る国産シリンダーを採用しています。

すのこ部分を引き上げる事で、「く」の字に折れ曲がる仕様となっていて、布団を部屋干しする事が出来ます。

Fフォースターの低ホルムアルデヒド製品なので、アレルギーがある乳幼児でも大丈夫です。

国産 宮付き ひのき すのこベッド 高さ調節可能『香凛 かりん』

国産 宮付き ひのき すのこベッド 高さ調節可能『香凛 かりん』

香凛 かりんのすのこベッドは、天然木のひのきを使用しています。

ひのきにはリラックス効果・殺菌効果・防虫防ダニ効果があるので、衛生的な環境を整えたい方におすすめです。

JIS基準をクリアした頑丈なフレームは、日本の職人の手によって丁寧に作られている逸品です。

高さも4段階で調整が出来るので、赤ちゃんがいるご家庭は安全性を考慮して低めに、荷物が多いご家庭は高めに調整する事でベッド下に収納ケースを入れる事が出来ます。

まとめ

布団が使えるすのこベッドの特徴としては、床板が頑丈でフロアタイプでない事が挙げられます。

また敷布団はマットレスと比べて通気性が悪いので、万年床にするとカビが生えるので注意しましょう。

布団が使える人気のすのこベッドとしては、『Ecru』 エクルや『香凛 かりん』があります。