すのこベッドからギシギシときしみ音がすると、うるさくて熟睡出来ないですよね?
通常のベッドでは、床板が一枚張られているので均等に荷重を分散してくれますが、すのこベッドでは板と板の間に隙間があります。
そのため薄い板を使用しているすのこベッドでは、寝返りをするたびにきしみ音が響く事があるのです。
そこでこの記事では、すのこベッドがきしむ原因と対策方法、きしまないすのこベッドについてご紹介したいと思います。
すのこベッドがきしむ原因
「すのこベッドはきしみ音がしやすい」と考えている方は多いですが、全てのすのこベッドがきしむ訳ではありません。
むしろ耐荷重が500kgや600kgと言った頑丈なベッドは、ほとんどがすのこベッドですし、こう言ったベッドはきしむ事はありません。
しかし、
- 床板が薄い
- 素材が柔らかい
- マットレスではなく布団を使う
- きしみ防止パッドが付いていない
と言ったすのこベッドは、きしみ音がしやすくなっているので注意が必要です。
1.床板が薄い
すのこベッドは床板に隙間を作ってあります。
板と板の間に隙間がある事で、通気性が良くなり湿気やカビから寝具を守る効果があります。
しかしすのこベッドの中には、床板の厚みが薄いタイプも多くあります。
板が薄い分コストダウンが可能ですし、軽量なので移動や引っ越しの際には便利です。
しかし想定以上の負荷がかかると、隙間がある分強度が落ちてしまいギシギシときしみ音がする事があります。
そのため適度に分厚い床板を使用しているすのこベッドや、桟や梁が張り巡らされているすのこベッドの方がきしみ音の心配は低くなります。
2.素材が柔らかい
すのこベッドに使用されている素材は、ひのきや杉、松、パイン材が主流となっています。
杉や松は比較的強度が高いですが、パイン材は材質が柔らかくなっています。
パイン材を使用したすのこベッドは、色調が明るいので北欧調やカントリー調ベッドに適しています。
しかし素材が柔らかいので、強度は低くなっていてきしみ音がしやすいデメリットがあります。
そのためきしみ音がしないすのこベッドを選びたい場合には、パイン材は避けた方が良いでしょう。
3.マットレスではなく布団を使う
すのこベッドの中には、布団が使えるタイプと使えないタイプの2種類があります。
布団が使えるすのこベッドは床板が頑丈ですが、そうでないすのこベッドは必要最低限の強度しか持たせていません。
敷布団は耐圧分散性が低く一か所に荷重が集中してしまうので、マットレスに比べるときしみ音がしやすくなっています。
そのためすのこベッドで布団を使用する場合には、必ず布団が使えるすのこベッドを選ぶようにしましょう。
4.きしみ防止パッドが付いていない
強度が低いすのこベッドでも、床板の裏面に「きしみ防止パッド」が貼り付けてあると、きしみ音を気にしないで済みます。
一方強度も低いうえに、パッドも付いていないすのこベッドは、高い確率できしみ音するので注意が必要です。
値段を安くして、なおかつきしみ音の心配をなくしたい方は、きしみ防止パッドが付いているすのこベッドがおすすめです。
すのこベッドのきしみ対策方法
現在お持ちのすのこベッドからきしみ音がして、眠れない日々を送っている方も多いと思います。
そういった場合には、
- フレームの歪みを修正する
- ネジを増し締めする
- パッキン・クッション材を入れる
と言った対策方法が効果的です。
1.フレームの歪みを修正する
きしみ音は、木材同士や木材とネジが擦れあう事で発生します。
そのためフレームが歪んでいると、木材同士が干渉しやすくなりきしみ音が大きくなります。
新品のすのこベッドにも関わらず、組み立てた当初からきしみ音が聞こえる場合には、フレーム自体が歪んでいる可能性が高いと言えます。
そういった場合には、ネジを一度緩めてフレームの歪みを修正したうえで固定するようにしましょう。
ネジを締める時には、片締めにならないように全てのネジを少しずつ締める事が大切です。
2.ネジを増し締めする
フレーム自体は歪んでいないのに、きしみ音がする場合にはネジがしっかりと固定されていないケースが考えられます。
そういった場合には、ネジを一定の力で均等になるように増し締めするようにしましょう。
力加減が分からない場合には、市販のトルクレンチを使用するのもおすすめです。
またスプリングワッシャーが入っていないと増し締めする事が出来ないので、組み立てる際に抜けていないか確認して下さい。
3.パッキン・クッション材を入れる
フレームやネジに問題がなくてもきしみ音がする場合には、最終手段としてパッキンやクッション材を入れるようにします。
寝返りを打った際などに何処からきしみ音がするのかチェックをして、その場所に薄手のパッキンを入れる事で木材同士が擦れあう音がなくなります。
また重量があるすのこベッドの場合、床がきしみ音を立てる事もあります。
そういった場合には、脚と床の間にゴム製のクッション材を入れる事できしみ音を消す事が出来ます。
きしまないすのこベッドの選び方
これからすのこベッドを選ぶ方は、予めきしまないすのこベッドを選ぶ事で睡眠の質を高める事が出来ます。
選ぶ時のポイントとなるのは、
- 太い部材を使っている
- 頑丈な材木を使っている
- 布団が使える
の3点になります。
1.太い部材を使っている
フレームや脚、桟、梁に太い部材を使用しているすのこベッドは、強度に優れています。
その分値段は高くなりますが、体重が重たい方が使う場合には頑丈で耐荷重も高いすのこベッドがおすすめです。
2.頑丈な材木を使っている
きしみ音がしないすのこベッドを選ぶ場合には、素材に注目するのも一つの方法です。
主流となっているのは桐やひのき、パイン材ですが、それ以上に強度が高いのは「タモ材」や「ウォールナット材」と言った素材です。
いわゆる高級木材を使用しているすのこベッドは、頑丈で狂いも少ないので長く使用してもきしみ音が出ないようになっています。
3.布団が使える
すのこベッドで一番きしみやすいのは、床板になります。
布団が使えるすのこベッドの場合、床板が頑丈に作られているので、床板のきしみ音の心配はありません。
耐荷重が高いすのこベッドと比べると、フレームや脚は細い部材を使用しているケースがありますが、その分コストが割安になっているのでおすすめです。
きしまないおすすめすのこベッド
では具体的にどのようなすのこベッドであればきしまないかと言うと、
- 【SFORZA】スフォルツァ
- Tough-BOTTOM タフボトム
- SEIVISAGE セイヴィサージュ
の3つが耐荷重も高く頑丈に作られているのでおすすめです。
耐荷重600kg!棚・コンセントつき頑丈すのこベッド【SFORZA】スフォルツァ
頑丈なすのこベッドで人気が高いのが、【SFORZA】スフォルツァです。
桟や梁がしっかりと入っていて、分厚い部材を使用しているのでこの上ない屈強な作りになっています。
棚とコンセントも付いているので、寝る前にスマホの充電をしたい方でも安心です。
高さ調整も出来るので、ロースタイルにすると更に安定性を増す事が出来ますよ。
頑丈デザインすのこステーションボトムベッド Tough-BOTTOM タフボトム
すのこステーションボトムベッド Tough-BOTTOM タフボトム
ヘッドレスタイプのシンプルなデザインと、頑丈な作りが魅力のすのこベッドしては、Tough-BOTTOM タフボトムがあります。
耐荷重は500㎏と高く、すのこの厚みは25㎜の極厚フレーム!
すのこの裏には25mmの極太の桟が12本も入っていますし、フレームの厚みも25mmと分厚く頑丈です。
更に脚はスチール製で70㎜と誰が乗ってもびくともしない頑丈さを兼ね備えてあります。
きしまないのはもちろんですが、フレームも塗装仕上げになっているので光沢が美しいベッドとなっています。
頑丈すのこファミリーベッド SEIVISAGE セイヴィサージュ
頑丈すのこファミリーベッド SEIVISAGE セイヴィサージュ
SEIVISAGE セイヴィサージュは、耐荷重が600㎏ある頑丈すのこベッドです。
最大幅280㎝となっているので、ご家族一緒に寝たい方におすすめのすのこベッドです。
高さを6段階で調整可能なので、子供が小さい時は転落しても怪我をしないように低めに設定して、成長したら高くして下に収納ケースを入れるのがおすすめ。
ベッド下には荷物を収納するスペースも確保してあるので、散らかりがちな寝室を綺麗に片づける事が出来ます。
まとめ
すのこベッドは板と板の間に隙間があるので、商品によってはきしみ音が気になる事があります。
すのこベッドのきしみが気になる時は、フレームの歪みを直し、ネジを増し締めするようにしましょう。
きしまないすのこベッドとしては、スフォルツァ、タフボトム、セイヴィサージュがあります。