ローベッドのメリット・デメリット|通気性が良く高級感は抜群!

ローベッド

ローベッドは通常のベッドと比べて、高さが1段低くなっています。

ロースタイルのベッドは、開放感に溢れていて外観もおしゃれなのが特徴です。

そんなローベッドは、インテリア性を重視したいが方に最適です。

この記事では、ローベッドならではの特徴や、メリット・デメリットをご紹介します。

ローベッドの特徴

ローベッドには、

  1. 脚がついている
  2. 収納がない
  3. ステージタイプを選べる

と言う3つの特徴があります。

1.脚がついている

「ロースタイルのベッド」と言う意味合いでは、脚がないフロアベッドもローベッドの一種と考えられます。

しかし厳密には、ローベッドと呼ばれているタイプは脚が付いていて、下に空間が広がっています。

一方フロアベッドは脚がなく、フレームに床板やマットレスを落とし込む構造になっています。

2.収納がない

ローベッドは高さを抑えるために、脚の長さが通常よりも短くなっています。

そのためベッド下に収納スペースを設ける事は出来ません。

すのこベッドや脚付きマットレスであれば、ベッド下に収納ケースを置く事も出来ますが、ローベッドではそのスペースもありません。

3.ステージタイプを選べる

ローベッドならではの特徴としては、「ステージタイプ」が選べる事があります。

ステージタイプでは、

  • フルレイアウト
  • ステージレイアウト

の2種類があり、マットレスとフレーム幅を変える事が出来ます。

フルレイアウト

フルレイアウトでは、マットレスとフレーム幅が同じサイズになっています。

フレーム幅いっぱいにマットレスを敷く事が出来るので、狭い部屋や広々とした寝心地を得たい方におすすめです。

ステージレイアウト

一方ステージレイアウトでは、マットレス幅がフレーム幅に比べてワンサイズ狭くなっています。

フレームをサイドテーブル代わりに使う事が出来ますし、何よりデザイン性に優れています。

ローベッドのメリット

このようにローベッドでは、機能性よりもインテリア性を重視しているのが特徴ですが、主なメリットとしては、

  1. 高級感がある
  2. 部屋が広く感じる
  3. 分厚いマットレスが使える
  4. 2台並べて使いやすい
  5. 湿気やカビに強い
  6. ペットが上り下りしやすい
  7. 転落しても怪我のリスクが少ない
  8. 掃除が簡単
  9. 布団が使えるローベッドもある

と言った事があります。

1.高級感がある

ローベッド一番の魅力は、何と言っても優れたデザイン性です。

ローベッドにはヘッドレスタイプや宮付きもありますが、主流となっているのはフラットパネルです。

フラットパネルは単にマットレスが動くのを防止するだけでなく、インテリア性を高める効果があります。

また通常のベッドは脚が木製しかないですが、ローベッドの場合木脚に加えてスチール脚を選べるタイプも豊富にあります。

都会的でスタイリッシュなデザインは、ローベッドならではの魅力です。

2.部屋が広く感じる

ベッドは数ある家具の中でもひと際大きいために、存在感があります。

しかし高さを抑えたローベッドの場合、部屋に入った時に視線を遮らないので広々とした印象を与えてくれます。

同じベッドでもロフトベッドのように高さがあるベッドは圧迫感がありますが、ローベッドならワンサイズ大きくしても開放感に満ちた寝室にする事が出来ます。

3.分厚いマットレスが使える

チェストベッドや跳ね上げ式ベッドの場合、ベッドに高さがあるので、基本的には薄手マットレスしか使う事が出来ません。

しかしローベッドなら分厚くクッション性が高いマットレスを使用できるので、寝心地重視の方にも最適です。

4.2台並べて使いやすい

フロアベッドのようにフレームで囲まれているベッドでは、2台並べるとサイドフレームが邪魔をしてマットレス同士をくっつける事が出来ません。

しかしローベッドならマットレスとマットレスの間に何もないので、ぴったりとくっつける事が出来ます。

ご家族一緒に寝たい方や、夫婦でも別々のマットレスで寝たい方におすすめとなっています。

5.湿気やカビに強い

高温多湿の日本において、ベッドのカビ対策は不可欠です。

しかしローベッドなら、下に空間が広がっているうえに床板はすのこになっているので、通気性に優れています。

寝汗を書いてもすぐに乾燥するので、湿気やカビに強い代表的なベッドと言えます。

6.ペットが上り下りしやすい

犬や猫を飼っているご家庭では、ペットと一緒に寝ている方も多いのではないでしょうか?

元気な成犬、成猫であれば、多少高さがあるベッドでも飛び乗る事が出来ます。

しかし「ドッグイヤー」と言う言葉があるように、犬は人間の4倍の速さで年を取ります。

ベッドは大切に使えば10年以上の寿命がありますが、その間にペットが年を取って足腰が弱くなる可能性は非常に高くなっています。

ローベッドであれば高さが低いので、ペットが自由に上り下り出来る環境を整える事が出来ます。

7.転落しても怪我のリスクが少ない

赤ちゃんや小さな子供と添い寝をする場合、通常のベッドでは転落して怪我をする危険性が高くなっています。

一番良いのはフロアベッドのように、床面と寝床の高さがほとんど同じベッドです。

ローベッドは多少高さがあるので怪我のリスクは多少残りますが、通常のベッドと比べると安全性は高くなっています。

8.掃除が簡単

生活するだけでベッド下にはほこりがたくさん溜まってきます。

収納ベッドやフロアベッドでは、ベッド下の掃除はかなり難しいですが、ローベッドなら簡単です。

掃除機のヘッドはもちろんですが、お掃除ロボット「ルンバ」も入れる隙間があるので、衛生的な環境を整える事が出来ます。

9.布団が使えるローベッドもある

ベッドは通常マットレスを使うように作られています。

しかし中には布団が使えるベッドもあり、特徴としては、

  • 床板がすのこになっている
  • 床板が頑丈に作られている

の2つとなっています。

ローベッドの床板はすのこになっていますが、その中でも床板に強度を持たせてあるローベッドであれば敷布団で寝る事も可能です。

ローベッドのデメリット

このように魅力が詰まっているローベッドですが、注意点も幾つかあるのでご紹介いたします。

主なデメリットとしては、

  1. 収納スペースがない
  2. 宮付きが少ない
  3. 冬は寒い
  4. マットレスが横に動きやすい
  5. 寝起きするのに力が必要

と言った事があります。

1.収納スペースがない

ローベッドで一番不自由に感じるのが、収納スペースが確保できない事です。

チェストベッドや跳ね上げ式ベッドの場合、小物だけでなく、スーツケースや季節ものの衣類なども収納出来るので、タンスが必要なくなります。

しかしローベッドには収納機能が一切ないので、ワンルームマンションなど限られたスペースに置くには適していません。

2.宮付きが少ない

寝る前にスマホを見たり、音楽を聞いてリラックスしたい方も多いと思います。

枕元に棚やコンセントがある「宮付き」ベッドであれば、それも叶います。

しかし残念ながらローベッドには、宮付きタイプがほとんど皆無になっています。

ローベッドでも「ステージレイアウト」を選べば、マットレスの横のスペースに置く事が出来ますが、「フルレイアウト」ではそれも出来ません。

就寝前にスマホやタブレットを見ない方が、睡眠環境としては良いですが、どうしても棚やコンセントが欲しい方は数少ない宮付きローベッドを選ぶようにしましょう。

3.冬は寒い

ローベッドは通気性が抜群に優れています。

ベッド下には何もないですし、床板はすのこなので、マットレスの下から新鮮な空気を取り込む事が出来ます。

暑い夏場であれば、涼しい環境で睡眠を取る事が出来ますが、冬場は少し寒く感じるかもしれませんん。

特にヘッドボードがヘッドレスになっているローベッドは、頭上からも冷気が入り込んでくるので体中が冷え切る事もあります。

寒さ対策としては、

  • 枕元が窓際にならないように設置する
  • アルミシートを敷く
  • ヘッドボード付きローベッドを選ぶ

の3つがあります。

枕元が窓際にならないように設置する

窓は壁に比べて冷気が入り込みやすくなっています。

頭が冷えると頭痛になる事もあるので、ローベッドを設置する時には頭上が窓際に来ないようにしましょう。

どうしても頭が窓際に来るレイアウトしか選べない時には、窓から5㎝で良いので離して設置すると冷気が伝わりにくくなります。

アルミシートを敷く

寒さ対策としては、マットレスの下に「アルミシート」を敷くのもおすすめです。

輻射熱によって寝具内はポカポカと暖かくなりますし、断熱効果も期待出来ます。

ヘッドボード付きローベッドを選ぶ

これからローベッドを購入される方は、フラットパネルでも良いのでヘッドボードが付いているタイプを選ぶようにしましょう。

板が一枚枕元にあるだけで、随分寒さを和らげることが出来ます。

4.マットレスが横に動きやすい

ローベッドは上下にマットレスが動く心配はないですが、横には簡単にスライドします。

そのため几帳面な方であれば、毎日マットレスがずれてしまう事が気になるかもしれません。

そういった場合には、マットレスの裏面に滑り止めシートを貼るのがおすすめです。

粘着タイプもありますが、摩擦力が高い非粘着タイプの滑り止めシートもあるので活用してください。

5.寝起きするのに力が必要

フロアベッド程ではないにしても、ローベッドでも起き上がるのに少し力が必要になるケースもあります。

注意が必要なのは、腰痛を持っている方や高齢者です。

起き上がりやすいベッドの高さは、「身長×0.25」と言われています。

身長が高く、足腰に不安がある方はローベッドは避けた方が良いかもしれません。

ローベッドがおすすめの人

このように高齢者や足腰に不安がある方はローベッドは避けた方が良いですが、逆にローベッドがおすすめの人としては、

  1. 寝室があるご家庭
  2. 新婚夫婦

となっています。

1.寝室があるご家庭

ワンルームマンションや1Kと言った間取りでは、収納ベッドの方が利便性が高くなっています。

しかし2LDKや3LDKなど寝室が別にあるご家庭であれば、高級感があるローベッドを置くとおしゃれで素敵です。

収納ベッドと違い生活感が出ないベッドなので、来客した時に寝室を見られても恥ずかしくありません。

2.新婚夫婦

新婚夫婦がベッドを選ぶなら、ムードのあるベッドの方がお互いの気持ちが盛り上がるのでおすすめです。

ローベッドは数あるベッドの中でもデザイン性に最も優れているので、夫婦のきずなをより強くしてくれますよ。

まとめ

ローベッドには脚が付いていてベッド下に空間があるので、通気性が良く湿気やカビに強いメリットがあります。

一方ローベッドのデメリットは、収納スペースがなく宮付きも少ないなど利便性が低い事です。

ローベッドは、寝室があるご家庭や新婚夫婦におすすめとなっています。

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