チェストベッドのメリット・デメリット|複数の引き出し+長物収納エリアで整理整頓に便利!

チェストベッド チェストベッド

女性は洋服だけでなく、ジュエリーや化粧品など何かと小物が多くなりがちですよね?

そんな方におすすめなのが、チェストベッドです。

引き出しが複数あるので、洋服や小物を収納するスペースに困りません。

またベッド下には長物収納エリアもあるので、一人暮らしで収納場所に困る布団やカーペットなども片づける事が出来ます。

この記事では、利便性が高いチェストベッドのメリット・デメリットについて詳しくご説明したいと思います。

チェストベッドのメリット

最近のマンションは洋間主体なので、クローゼットはあっても押し入れや物置がある間取りは少ないですよね?

特にワンルームマンションでは、キッチン+洋間1部屋と言うのがスタンダードです。

このようなマンションンに住んでいる方に、是非おすすめしたいのがチェストベッドで、

  1. 大容量の荷物を収納出来る
  2. 小物から大物まで整理整頓しやすい
  3. 引き出しがスライドレール
  4. ほこりが入りにくい
  5. 頑丈に作られている
  6. 組み立てが簡単

と言ったメリットがあります。

1.大容量の荷物を収納出来る

大容量収納のチェストベッド

チェストベッドは跳ね上げ式ベッドに次いで収納力が高いベッドです。

メーカーにもよりますが、一般的には600リットル近い荷物を収納する事が可能です。

2.小物から大物まで整理整頓しやすい

チェストベッドの引き出し

スタンダードなチェストベッドには、

  • 4杯の浅型引き出し
  • 1杯の深型引き出し
  • 長物収納エリア

が備わっています。

浅型引き出しには普段着る洋服や小物を収納するのに適していて、深型引き出しはバッグなど高さがある荷物を型崩れさせずに収納するのに最適です。

また長物収納エリアは、布団や毛布、カーペットなどを入れる事が出来るので、散らかりがちな部屋も綺麗に整理整頓する事が出来ます。

3.引き出しがスライドレール

スライドレール付きの引き出し

一般的な引き出し式収納ベッドにはスライドレールが付いていないので、重たいコミックなどを入れると引き出すのが大変です。

しかしチェストベッドの引き出しにはスライドレールが付いているので、重量のあるコミックや雑誌、書類関係などを入れても開閉がスムーズです。

4.ほこりが入りにくい

チェストベッドは、「ボックス構造」と言って完成しているチェストをベッドにはめ込むようになっています。

ボックス構造は密閉性が高いので、ほこりや害虫が侵入しにくく衛生的に荷物を収納する事が出来ます。

5.頑丈に作られている

耐荷重500㎏のチェストベッド

組みあがっているチェストをはめ込むので、チェストベッドは耐荷重も高い傾向にあります。

パイプベッドに良くある「きしみ音」も少なく、長寿命なので長く愛用する事が出来ます。

6.組み立てが簡単

チェストベッドの組み立て方

最近はインターネットで気軽にベッドを購入する事が出来ます。

値段も安く種類も豊富なので、非常におすすめですが、ほとんどのベッドはご自身で組み立てる必要があります。

チェストベッドはチェスト部分が既に工場でくみ上げているので、ヘッドボードや床板をはめるだけで完成する事が出来ます。

DIYが苦手な方でも短時間で組み立てる事が出来るので、一人暮らしをされる女性でも安心です。

チェストベッドのデメリット

このようにチェストベッドにはたくさんの魅力が詰まっていますが、注意点もあるのでご説明したいと思います。

チェストベッドの主なデメリットとしては、

  1. 通気性が悪い
  2. 薄型マットレスしか使えない
  3. 長物収納エリアはほこりが入りやすい
  4. ベッド横にスペースが必要
  5. 圧迫感がある
  6. 値段が高い
  7. 掃除がしにくい

と言った事があります。

1.通気性が悪い

チェストベッドは気密性が良いとお話ししましたが、裏を返せば通気性が悪い事にもつながります。

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかきますが、その汗は湿気となってマットレスの裏側に溜まります。

ベッド下に隙間があればそこから新鮮な空気が入るので自然に乾燥しますが、チェストベッドはベッド下に隙間がありません。

そのため、湿気が籠りカビが生える事があるので、マットレスの下に除湿シートを敷くなどして湿気対策を行いましょう。

2.薄型マットレスしか使えない

薄型マットレス

チェストベッドは2段の引き出しが付いているので、ベッドに高さがあります。

そのためマットレスは基本的に薄型タイプしか選ぶ事が出来ません。

平均的な体重の方であれば全く問題ありませんが、100㎏を超えるような大柄な方の場合、底付き感が出る事もあるので注意しましょう。

3.長物収納エリアはほこりが入りやすい

チェスト部分はほこりが入りにくいですが、長物収納エリアは要注意です。

一般的なチェストベッドは、長物収納エリアに底板が付いていません。

床のほこりが荷物につきやすいので、底板付きのチェストベッドを選ぶか、収納ケースに入れて保管するようにしましょう。

4.ベッド横にスペースが必要

引き出しタイプのベッドは、ベッドの横に50㎝程度のスペースを必要とします。

両サイドが壁に囲まれている間取りでは、引き出しを使用する事が出来ないので注意しましょう。

但し、引き出しは左右どちらにでも取り付ける事が出来るので、片方にスペースがあれば大丈夫です。

5.圧迫感がある

高さがあるチェストベッドは見た目に圧迫感がありますが、機能性を重視しているのでおしゃれなデザインは少なくなっています。

家具の中でもひと際存在感が大きくなるので、インテリアにこだわりがある方は避けた方が良いかもしれません。

6.値段が高い

値段が高い

チェストベッドの値段は通常のベッドと比べると、2~3万円程度高くなっています。

但し省スペースですし、タンス1個分の収納力があるので、コストパフォーマンスは高いと言えます。

7.掃除がしにくい

チェスト部分は密閉性が高いので、掃除をする必要はほとんどありません。

しかし長物収納エリアは密閉されていないので、ほこりが入り込みやすくなっています。

また上には床板が、周囲はフレームで囲まれているので掃除をするのはかなり大変です。

年に数回は床板を外して、ハンディタイプの掃除機でほこりを綺麗に掃除するようにしましょう。

チェストベッドの選び方

これからチェストベッドを購入する方は、

  • 引き出しの数・場所
  • 底板の有無
  • マットレスの種類

の3つに注目すると、好みの商品を見つける事が出来ます。

引き出しの数・場所

一般的なチェストベッドは引き出しが2段になっていますが、中には1段タイプのチェストベッドもあります。

収納力は落ちますが、その分値段が安くベッドの高さも抑えられるので厚手のマットレスを使う事が出来ます。

また商品によっては、足元に大型の深型引き出しが付いているタイプもあります。

急な来客が多いご家庭では、布団や毛布を小まめに取り出す必要があります。

足元の大きな深型引き出しに収納する事で、長物収納エリアと違いいつでも簡単に取り出す事が出来ます。

底板の有無

長物収納エリアに底板が付いている

先述した通り、チェストベッドの長物収納エリアには底板が付いていません。

しかし子供がアレルギーのご家庭では、出来る限り衛生的な睡眠環境を整えたいですよね?

そう言った場合には、予め底板付きのチェストベッドを選ぶ事で、収納する寝具やカーペットにハウスダストが付着しにくくなります。

マットレスの種類

寝心地を一番左右するのが、マットレスの種類と硬さになります。

特にチェストベッドは、薄型マットレスしか使う事が出来ないので、ご自身の体格に適したものを選ぶようにしましょう。

女性・子供のマットレス

平均的な体格の女性

平均的な体格の女性や子供は男性と比べると体重が軽いので、柔らかめのマットレスを選ぶようにします。

もしも反発力が強いマットレスを使ってしまうと、体が反り返ってしまい血流が悪くなるだけでなく腰や背中に負担がかかるので注意しましょう。

おすすめはポケットコイルマットレスで、ソフトな寝心地で耐圧分散性に優れているので成長期の子供でも安心してご使用する事が出来ます。

特に国産ポケットコイルマットレスは、抗菌・防ダニ仕様なので、喘息やアレルギー症状がある方でも大丈夫です。

男性のマットレス

男性

体重が70㎏を超える男性の場合には、硬めのマットレスでないと体が「く」の字に折れ曲がり腰痛などを発症する事になります。

おすすめはボンネルコイルマットレスで、高い反発力で体重をしっかり支えてくれますし、通気性・耐久性に優れています。

中でも国産ボンネルコイルマットレスは、抗菌仕様なので寝汗をかいた時でも匂いが気にならないのでおすすめです。

まとめ

チェストベッドは、複数の引き出しに長物収納エリアがあるので整理整頓しやすいメリットがあります。

気密性に優れているのでほこりや虫は侵入しにくいですが、通気性が悪いデメリットがあるのでカビ対策を行うようにしましょう。

チェストベッドを選ぶ時には、底板の有無やマットレスの種類に注目するようにして下さい。