ロフトベッドは、寝床の下にパイプハンガーやソファー、机などを置く事が出来ます。
部屋を有効活用出来るので、狭いワンルームマンションや子供部屋に人気が高くなっています。
しかし中には「ギシギシときしみ音がうるさい」と言った口コミがあるのも確かです。
そこでこの記事では、きしみ音がしやすいロフトベッドの特徴と、対策方法について詳しくご説明したいと思います。
きしみ音がしやすいロフトベッドの特徴
高さがあるロフトベッドは、通常のベッドと比べるとどうしても不安定になりがちです。
そのため、寝返りをしたり梯子を上る時などは、ギシギシきしみ音がする事もあります。
特に、
- ハイタイプなど高さがある
- パイプ製
- 細い部材を使っている
- 耐荷重が低い
と言ったロフトベッドは、きしみ音が大きくなりやすいので注意が必要です。
1.ハイタイプなど高さがある
ロフトベッドと言うと天井近くに寝床があるベッドを想像する方が多いと思いますが、実際には、
- ロータイプ
- ミドルタイプ
- ハイタイプ
の3種類の高さがあります。
ロータイプやミドルタイプのロフトベッドであれば、それほどきしみ音が気になる事はありません。
しかしハイタイプになると、フレームの高さは2mを超えるものもあります。
高さがあると不安定ですし、少しの揺れでも寝床は大きく左右に振れる事になります。
ハイタイプは下に机を置いて勉強部屋や書斎として使えるので魅力的ですが、きしみ音は大きくなるので注意してください。
2.パイプ製
ロフトベッドには木製とパイプ製の2種類がありますが、木製のロフトベッドの方がきしみ音は小さくなっています。
パイプ製ロフトベッドの場合、フレームの中が空洞になっているので耐荷重が低めですし、金属特有のきしみ音が耳に触ります。
パイプ製ロフトベッドの方が値段も安く軽量化もされていますが、きしみ音が気になる方は木製ロフトベッドを選ぶようにしましょう。
3.細い部材を使っている
パイプ製ロフトベッドの場合、パイプが細いと余計にきしみ音がしやすくなっています。
通常のパイプは径が38㎜ですが、きしみ音が気になる方は50㎜以上径がある極太のパイプ製ロフトベッドを選ぶ事をおすすめします。
4.耐荷重が低い
耐荷重は継続的に荷重が加わった時に、どの程度の重さであれば耐えられるかの指標として使われます。
耐荷重が低ければ、当然きしみ音は大きくなります。
また「体重が耐荷重以下であれば大丈夫」と言った考えは間違いなので、注意が必要です。
と言うのもベッドを使う時には、人だけでなくマットレスや布団、枕と言った寝具の重さも加わるので、ある程度余裕を持って耐荷重を見なければいけません。
また、耐荷重を決める時には「静止荷重」と言って、おもりが動かない状態で測定をしていますが、実際には寝返りをうったり寝起きをする時など瞬間的に高い荷重が加わります。
そのため耐荷重は「体重×1.5倍」以上あるロフトベッドを選ぶようにしましょう。
ロフトベッドのきしみ対策方法
ご使用されているロフトベッドが、ギシギシときしみ音を立てるようであれば、すぐに対策をする事が大切です。
確かにロフトベッドはきしみやすいですが、耐荷重が十分あればそれ程気になる事はありません。
それなのにギシギシうるさいと言う事は、フレームの取り付けに不具合がある可能性が高いと言えます。
ロフトベッドの場合寝床が高いので、ネジが取れたり床板が外れると大怪我につながります。
そのため、きしみ音がうるさい時には、
- フレームの歪みを修正する
- 増し締めをする
と言った対策を取るようにしましょう。
1.フレームの歪みを修正する
ロフトベッドは高さがあるので、組み立ての際には大人2人で行うように出来ています。
しかし人手が足りない場合には、一人で作業を行う方も多いのではないでしょうか?
そう言った時に起こりがちなのが、フレームの歪みです。
ロフトベッドは脚が長いので、寝床付近の縦・横の寸法と、脚の先端付近の縦・横の寸法が大きく異なる事があります。
フレームが歪んでいると、一部分に荷重が集中するためきしみ音が起きやすいですし、寿命も早くなってしまいます。
フレームの歪みを見つけたら、該当するネジを全て緩めて、歪みを修正してからネジを均等に締め付けるようにしましょう。
2.増し締めをする
新品の時には誰でもしっかりとネジを締めつけていますが、時間の経過とともにネジは緩む事があります。
組み立てた当初はきしみ音がしなかったのに、最近になってから音が気になりだしたと言う方は、ネジの緩みを疑いましょう。
ロフトベッドを組み立てる時には、付属で六角レンチが付いているので、その六角レンチを使って一つ一つ緩みがないかチェックします。
緩んでいる場合には増し締めを行う事で、きしみ音を軽減する事が出来ます。
また六角レンチにはインチサイズとミリサイズの2種類があります。
似ていても微妙に大きさが異なるので、必ずピッタリ合う六角レンチを使うようにして下さい。
きしまないおすすめロフトベッド
これからロフトベッドを購入される方は、予めきしみ音がしにくい商品を選ぶようにしましょう。
おすすめとなるのは、
- 階段ロフトベッド・ロータイプ Low-STEP ローステップ
- 階段付き 木製ロフトベッド ベッドフレーム
- ロフトベッド シングル『RESIDENCE-レジデンス-』
の3種類です。
階段ロフトベッド・ロータイプ Low-STEP ローステップ
階段ロフトベッド・ロータイプ Low-STEP ローステップ
Low-STEP ローステップは、ロータイプの階段付きロフトベッドです。
高さが低いので、揺れやきしみ音が少ないですし、パイプの径も50㎜と太くなっています。
またサイドに階段が付いている事で、より安定感が増しています。
枕元には棚や2口コンセントも付いているので、使い勝手に優れたロフトベッドです。
階段付き 木製ロフトベッド
高さがあるロフトベッドできしみ音を出来る限り少なくしたい方には、こちらの階段付きロフトベッドがおすすめです。
木製なので作りが頑丈ですし、きしみ音がしても低い音域なので耳障りではありません。
また幅49㎝の階段が付いているので、寝床への上り下りも簡単に行えます。
サイズもシングルだけでなくセミダブルがあるので、体格の良い男性でも広々とした寝心地になっています。
ロフトベッド シングル『RESIDENCE-レジデンス-』
値段が安くて頑丈なロフトベッドで人気なのが、こちらの『RESIDENCE-レジデンス-』です。
耐荷重が120㎏と高くなっていて、9本の支柱ががっしり床板を支えているのできしみ音が気になりません。
また高さもミドルタイプとハイタイプに切り分ける事が出来るので、ハイタイプできしみが出た場合にはミドルタイプに切り替えましょう。
パイプ製ですが50.8㎜と超極太パイプを使用しているので、体重が重たい方でも安心してご使用いただけます。
まとめ
ロフトベッドは高さがあるので、きしみ音がしやすいデメリットがあります。
特にハイタイプで細いパイプ製ロフトベッドは、耐荷重も低く僅かな揺れでもギシギシときしむやすいので注意しましょう。
ロフトベッドからきしみ音がしたら、怪我をしないようにフレームの歪みやネジの緩みをチェックしましょう。